娘のピアノ教室のおばあちゃん先生と生徒たち

娘が3歳の誕生日を迎えてすこし経った頃に、ピアノを習いはじめました。同じマンションの子どもや知り合いの子どもも通っているので、安心して通わせられる、と思った個人教室の女性の先生です。お年は70代くらい。娘のおばあちゃん(夫の母と私の母)はどちらも健在ながら、気軽に会える距離ではないので、身近に交流できるおばあちゃん的存在でもあります。なんと週に2~3回も見てもらっています。
その先生は、嫌がる子どもに無理強いすることもなく、それでいて、技術的に高みに行こうとする人には、しっかりと細かいアドバイスをなさいます。私が子どものころに、ヤマハの先生にエレクトーンを習っていましたが、練習嫌いで、イヤイヤ通っていたせいで、いつも当時の先生は苛立っていて、私のことが嫌いなんだろうなあ、みたいな気分だけが漂い、しょんぼりと苦役なレッスンを受けていたのを覚えています。私ほどやる気のない子もいなかっただろうなあ。同学年の子たちは、私よりも難しい楽譜の載ったテキストを持っていたし、それを疑問にも思わなければ、嫉妬さえも感じなかったのですから。
いままじめに学習すれば1年以内に誰でも修得できるレベルしか、私は弾けません。小学校低学年くらいの子が弾く雑で簡単な指使いのまま、<化石化>してしまっています。いま5歳の娘が弾いているテキストに、付いていくのがやっとです。それでも、娘に毎日短い曲を「3曲はいっしょに練習しようね」と習慣づけて根気よく付き合っています。
初めての曲に頭がこんがらがっているときには、泣いたり、嫌がったりするときもあるのですが、弾きなれてくると、娘は自動化の楽しみを感じてか、同じ曲を何度も得意げに弾いたりするのです。こういう彼女のいまのテキストは、バイエル中級程度と書かれた幼児向けの楽曲集です。ときどきクラッシックの大作がアレンジされて出ていたり、童謡やポップな曲調のものがあったり。もうあと1年して、小学生になったら、もう私の知識では「指導もどき」なことさえできなくなるかもしれないなあ、と予感しています。まだ、追い抜かれていない、瀬戸際のとき。いっしょにレッスンに通ったり、いっしょに練習をしたりするのも、あと1、2年なんでしょうね。
娘のピアノの先生は、地域密着で長年教室をなさっているので、子どものころからここへ習いに来ていた生徒たちの何名かはプロになったり、教師や保育士になったりしています。10年以上もの女の子たちの成長の流れが、手にとるようにわかります。
そうそう、こんな偶然もありました。このピアノの先生の長年来の生徒のひとりが、偶然ながら娘の保育園の先生だったのです。生活発表会で、年長クラスの演劇にみごとなピアノ伴奏をつけていました。ピアノタッチのやさしさ、繊細さが、たまらなくいいかんじでした。娘にも、こんなふうになるまで、続けてほしいなあ、と思います。

4月 12, 2014 · Posted in 未分類  
    

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